解答対策~計算編~私が使った財務諸表論の計算戦略を以下に示します。人によってはどうかというところもあるかと思いますが、あくまで一参考として読んでみてください。 時間配分:理論30分+計算75分(残り時間で埋められるところを埋める。) <コメント> 時間配分は絶対に守りましょう! どんなに理論が簡単な試験でも大事です。 第54回の本試験では、理論が比較的予想されていた内容であったため書きやすいものでしたが、そのために計算に時間をとることができずに落ちてしまったという話も聞きます。 絶対に時間配分を守りましょう! 「計算」の解答戦略 <前提> ・残高試算表に直接増減項目を記載する。 ・新たに出る項目は残高試算表の空きスペースに貸方借方に分けて書き込む。 <解答準備>←問題の全体像を鳥瞰する。 (1)ホッチキスで解答用紙の左上をとめ、答案用紙の左側を二箇所とめる。 (2)決算日の1年後の年月日を書き込む。(各ページにも書き込む) (3)残高試算表項目の確認と線引き。(流動、有固、無固、繰延、販管、営外等) (4)以下の項目を注意して通読する。同時に注記事項の抽出、読み落としやすい箇所にマークとスクラッピング(増減する科目を一箇所にまとめる行為) ・横のつながりのある項目を確認する。 為替差損益、自己株、資本等、支払利息(リース、借入)、税効果 ・仮受金、仮払金、その他の項目の内訳がある場合はしっかり読む。 ・期末レート、法人税等の税率を確認し、残高試算表の上にメモる。 ・法人税調整表の有無を確認する。 ・棚卸資産の項目とかに売上調整があるかを確認する。 ・貸引項目を確認する。 ・現金預金、売掛金、受取手形等は全く読まない。 (5)横のつながりのある項目についての難易度分け。(例えば、ABCと付ける。) <解答作成>←ここから実際に問題を解いていく。 (1)仕入(売上)割引、賞引、退給、無固 →解答用紙へ転記 (2)注記事項の書き込み (3)有価証券を分類し、解答 (4)順次解答したところから解答用紙へ転記 ~解答記入方法~ ・残高試算表に増減を書き込むもの (現金預金、売掛金、受取手形等) ・解答用紙に直接書き込むもの (特損・利、無固、繰資、固売損益等) ・メモ書きしてまとめて転記 (投有、減費等) ・残高試算表に科目、増減を書き込むもの (未払、前払、為替差損益等) ~戦略上捨てるべきところ~ ・大・中・小区分の合計額 ・単に書き写せばよいもの (仕入(売上)割引を除く) ・利益の金額 ・販売管費:1行表示の場合 等 最後に・・・ 以上が財務諸表論の計算を解く際の私が行った解答戦略です。 これは、人から教えてもらったもの、先生から教えてもらったものも合わせて、自分にとって良いと思った方法を考えたものです。 解き方をもう少し工夫したいと思っている人がいれば、少しでも利用してもらうことによって点数が上がり、そして合格することになれば、同じ受験仲間として嬉しい限りです。 私はまだまだ受験を始めたばかりですが、一緒に頑張っていきましょう! |